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凌辱小説「隣室の脅迫者」




山川絵里はごく普通の女子校生だった。
毎日を勉学に勤しみ、部活動にも一生懸命で、友達も多い。
そんな彼女にできたばかりの恋人が明だった。
同じ学校に通うクラスメイトで、背が高くスポーツ万能で優しい。
明は一人暮らしで、学校の近くのアパートに住んでいた。
だから、絵里はよくアパートに昼ごはんの弁当を作って、持っていったりする。
明は困惑していたけれど、とても嬉しそうで手作りの弁当も楽しみにしている。
二人はそんな関係だった。
まだ、キスも肉体関係もないけれど、手作り弁当と笑顔があれば満足だった。
二人の時間は幸福そのものだった。

その日、絵里は明からの電話で彼のアパートへ向かっていた。
彼から誘いが来るなんて初めてである。
だから、彼女はわくわくしていた。
そう、この日は絵里にとっては幸せな一日になるはずだった。
古びた木造のアパートの階段を昇りながら、絵里は彼の部屋へ向かう。
狭い廊下の突き当たりが明の部屋・・・
軋む木造の廊下を歩いていくと、不意に明の部屋の手前の扉が開いた。
出てきたのは、隣室の住人だろう。
ボサボサの髪の毛に濁った目、茶褐色の肌。
着ている衣服もシャツとトランクスだけで、格好には無頓着な様子だ。
そんな住人が明の隣に住んでいることに、初めて気づいた。
「あ、こ、こんにちは」
慌てたように絵里が挨拶をすると、男は突然、絵里の手を掴んだ。
「きゃあっ!」
慌てたように手を引っ込めようとするが、男にガッチリとつかまれて中へと引きずりこまれた。
強い力だった。
「んんんっ」
口を塞ぐ手・・・荒い息づかい・・・
彼女は何が起こったのかすぐには理解できず、 ただされるがままに見知らぬ部屋の奥へと突き飛ばされた。
畳の上には生活ゴミが散乱していて、ハエがたかり放題になっている。
明の部屋とは正反対だ。
ゴミの散らばる床に転がされて、絵里はハッと顔を上げた。
男は気味悪く笑いながら、彼女を静かに見下ろしていた。
「あ、あの・・・」
絵里は恐怖にガチガチと震えながら、声を絞り出す。
無言・・・
ぼさぼさの髪の毛の下で、二つの瞳が爬虫類のように彼女の身体を見つめている。
「・・・・・・」
絵里は突き飛ばされた拍子に捲くれたスカートを整えた。
今、着ている衣服は白いワンピースだった。
お気に入りの服なのに、跳ね飛ばされた拍子にカップラーメンの汁を浴びて染みができていた。
だが、そんなことは些細な問題だった。
目の前の得体の知れない男から、目が離せなかった。
何がどうなっているのだろうか・・・ 絵里は理解することができず、心臓が早鐘を打つのを感じる。
悲鳴を上げようとしたが、声が出ない。
男の射るような視線が、悲鳴を出す活力を彼女から奪っていた。
恐怖が高まると、悲鳴は意外と出ないものなのだ。
それを絵里は頭の片隅で実感していた・・・ 男は不意に、彼女に乗り掛かって来た。
「ああ!」
絵里は艶やかな黒髪を振り乱してもがいた。
しかし、男に乗り掛かられて全く抵抗にならなかった。
男の手が彼女の膨らみきらない胸の膨らみを服の上から触れてきた。
分厚い男の両手が蜘蛛の脚のように伸びて、淡い乳房を覆うように掴む。
服の上からなのに、不快感が押し寄せて、絵里は声をあげた。
「いやっ!」
だが、人を呼べる悲鳴にはならなかった。
喉に絡まったような小さな声だ。
男は、このとき、無力な少女の有様にニヤリと笑った。
彼女はこの男が自分の身体を目標にしていると悟った。
そして、自分が非力だと男に分からせてしまったと・・・
しかし、いくら頭で理解できても身体は恐怖ですっかり固まって動くことも出来ない。
男の手が片方、彼女のスカートを捲くり、手をパンティへと滑らせた。
「いやっ!やめて!」
彼女は悲鳴を上げたが、やはり声にほとんどならない。
男の手が白いパンティの上から柔らかい乙女の股間を撫で、お尻の割れ目をなぞった。
無遠慮でしつこい撫で方だった。
絵里の形の良い唇がわなわなと震える。
唇に目を向けた男・・・笑みの形になった唇が不意に被さる。
「んぐぅっ!」

ファーストキスを奪われた・・・
明のためにとっておいた大事なキスなのに!!

絵里の脳裏をその事実が過ぎって行った。
目を固く閉じて、男の行為から逃避しようとする。
「むぐぅぅぅうっ!」
突然の口づけは、絵里の戦意を削ぐのに十分すぎる効果があった。
彼は粘っこく舌を絡ませ、絵里の可愛い顔だちを見つめ、 その表情が恐怖に歪む様を面白がった。
彼はすっかり気力のなくなった絵里の様子に満足し、ようやく唇を離した。
「ハアハア・・・」
絵里はぼろい畳の上でスカートをまくり上げられた姿で横たわっていた。
早くも息が上がっており、顔面は蒼白だった。
黒い艶やかな髪が白い肌にべったりと張りついていて、 乱れた感じはとても美しかった。
まくれ上がったスカートの隙間から白いパンティが覗け、二本の細い足が伸びていた。
雪のような白さだった。
ボロ畳と白い宝石のような肌の対比がとても美しかった。
「お前、さっき俺をバカにしただろう?」
押し殺したような声が、男の口から漏れた。
「えっ?」
「分かるんだよ。
俺は人の視線には敏感なんだ」
神経質そうに言うと、男は苛立ちを示すように絵里の乳房を揉む手に力をこめる。
「あっ・・・いたっ・・・」
引き絞られるように乳房を締め付けられて、絵里はうめいた。
「違う、そんなこと思ってません!」
「じゃあ、彼氏にしてるみたいに、股開いて誘えよ」
「えっ?」
絵里は男を見つめた。
端整な顔立ちの明とは正反対の、ぼさぼさの顔・・・
風呂に入っていないのだろう。
臭気が鼻をつく。
「股を開けよ」
「で、できません」
「ふん、まあいいさ・・・」
男は下着を露にした下半身に視線を落として、笑った。
「言っておくが騒ぐなよ。隣には愛しの彼氏がいるんだろ?  耐えないと、嫌われるぜ」

なぜ嫌われるの?

絵里がそんな疑問を浮かべた瞬間だった。
立ち上がった男は絵里の前でビデオをセットしていた。
「何を考えているの?」
「安心しろ。
俺の個人的な楽しみだよ。別に裏通信とかで売るつもりなんかないさ」
男は絵里の心配を見透かしたように言った。
それで絵里は確信した。
凌辱の模様をビデオに残すつもりなのだ。
「ここに何度も来ただろ? そのときから目をつけていたんだ。アイツとは寝たのか?」
ビデオをセットしながら男は尋ねる。
「尋いてるんだから答えろ!」
絵里が黙っていると男が怒鳴った。
「だって・・・あたし、そんな・・・」
「寝てないんだな?」
「えっ? はい」
「つまり、処女か・・・」
男は念を押すように絵里に尋ねた。
絵里は今度こそ助けを呼ぼうと思った。今度は声が出そうだった。

すうっ・・・

大きく息を吸い込む間に、男が動いていた。
まさに悲鳴を搾り出そうとした瞬間、首筋に刃物が突きつけられていた。
バタフライナイフの切っ先が絵里の細い喉元にピッタリと当てられている。

「なかなか油断できないな。無気力だと思って安心していたが・・・コイツが必要だったか」
ぼさぼさ髪の男は、むしろ嬉しそうな声で言った。
絵里の表情が恐怖で金縛りにあったように硬直していたためだろう。
少女の怯えた顔を見つめながら、ビデオの録画スイッチを入れる。
テープが回りだしていた。
この瞬間から、ビデオテープが記録を始める。
スカートが大きくまくられた下着姿・・・ 男はナイフを弄び、その刃先をピンクのワンピースの襟に引っかけた。
「いやっ!何を?」
音もなく、ナイフが動き、ワンピースは真っ二つに分かれた。
その裂け目から少女の白い肌が溢れ出た。
「やだ・・・」
手のひらで包めそうな小さな膨らみを覆うブラジャーはとても初々しい新鮮さに満ちており、 純白の残像が男を興奮へと導いた。
さらに、ワンピースをスカートまで切り裂くと、ワンピースは前半分をはだけた状態に なってしまう。
パンティがその裂け目に溢れ出た。
その白さも格別だった。
そして、乙女の括れた腰の張りや、温もりが男の分厚い手に撫で回された。
「やめてください。
お金なら出しますから」
小さな声で訴える絵里に男は顔を近づけた。
「金よりもいい宝が前にあるってのに、手を出さない馬鹿がどこにいると思っているんだ?」
さも馬鹿にしたような口調で言い、男の手はゆっくりと彼女の白い肌の 滑らかな触り心地を味わった。
男はワンピースを引き下ろす作業に入る。
ナイフで切り裂いて乱暴に引き剥がした。
絵里の白い身体が惜しげもなく晒された。
昼の日差しが窓から差し込んでいて、きらきらと反射している姿はどこか神秘的だった。
その可憐な姿はもちろん、カメラに写っているはずだろう。
「許して・・・」
少女のうわ言のような弱々しい声に男の股間は硬度を増すばかりだった。

そうだ。
いつも羨ましく見ていたのだ。
隣の住人である学生とは直接の面識はないが、安普請の薄い壁の向こうで交わされる 女子校生との暖かな会話と幸せそうな時間。
羨ましくて、ただ耳をすませて盗み聞きするのが精一杯だった悔しさ。
男は、よく訪ねてくる少女のフルネームを知った時から計画していたのだ。
電話で明を装って、絵里以外の家族の誰かが出たら誘うという計画を。

まさかこんなに簡単に成功するとは思っていなかった。
目の前で下着姿にされて、もがく少女・・・ 神秘的な美しさを見せる下着姿のその少女に男は乗り掛かった。
特にレースも入っていない学生らしい下着は質素だが、 その控えめなデザインがかえって、少女を引き立てているかに見える。
興奮の渦中にある男は下着ごしにその身体を両手でたっぷりと触れた。
パンティ伍しに股間の恥丘を撫で、その柔らかい感触を味わう。
もう片手はブラジャー伍しの胸の張りを堪能している最中だ。
抵抗していた絵里の唇に男が再び唇を被せてきた。
タバコのヤニ臭さが、彼女の口腔に流れ込み鼻を抜ける。
不快感に顔をしかめると、男は不満に感じたのか歯を立ててきた。
ぷっくらとした下唇を噛み付かれて、絵里は痛みに涙をこぼした。

俺をバカにするな! もっと嬉しそうな顔をしろ!

そう目でいいながら、男は噛み付いた歯の間に滲み出した絵里の血を舐める。
怯えた少女の瞳に気づくと、満足そうにアゴの力を弛めた。

「はぁはあはぁ・・・」

最低なキスから解放された絵里。
彼女は死んだようにその場で反応もせずに横たわっていた。

なんでこんな目に?
助けて、明!

整った顔立ちの絵里の唇からは真っ赤な血がかすかに滲んでいた。
今の事実が重荷すぎて、どこか遠くの出来事のように感じた。
だが、男の手が撫でる感触が生々しく、広がる血の味がリアルで、 これは現実なのだと、知覚せざるをえなかった。
彼女は自分が何でここにいるのかさえも分からず、時間の流れに逆らうことも 叶わなかった。
男は不意にパンティの淵から指を入れて、直に少女のお尻を撫でた。
その割れ目へと指をなぞり、温もりと弾力を確かめるように慎重で執拗に撫でる。
「きゃあっ! 触らないで下さい!」
さすがに絵里はこの行動にまで無反応ではいられず、思わず身体をのけ反らせ、 逃れようともがいた。
しかし、男の手が乱暴にパンティの中のさらに奥へと侵入し、 荒々しく膣口に手を這わせる。
「ひっ!」
初めて触られた最も大事な場所・・・
絵里は怯えたように抵抗をやめた。
涙がいく筋も頬に伝わり、畳を濡らした。
嗚咽が漏れ、男の手が激しく彼女を蹂躪する様子をカメラはただ克明に 撮影し続けていた。
カメラのレンズに下着姿の官能的な絵里の身体が写っていた。
男の乱暴な蹂躪の様子と息づかい、絵里の泣きじゃくる顔と嗚咽、 全ての模様が撮影されている。
絵里の生のお尻の丸みや股間の蜜壺は、パンティ伍し以上に素晴らしい 触り心地だった。
男の卑猥な行為は、まだ性経験のない少女のあまりに脆い純情をガタガタに 引き裂いていた。
そう、彼女の視界の端で切り裂かれたワンピースの残骸のように・・・
自分の今の恰好を思うだけで、頬は真っ赤に染まった。
逃れる術もなく、反応を示せば相手を喜ばせるだけだということも 分かっているので耐えるより他に考えが浮かばなかった。
隣に明がいなければ、きっと声を上げて助けを求めていたことだろう。
彼にこんな恥ずかしい姿は見せたくなかった。
涙が白い頬を流れ、畳に染みを残す。
その姿は男の興奮を誘わずにはいられなかった。
彼はパンティから手を抜いた。
絵里はようやく安堵した。
これでこの男も諦めた。
そう思ったからだ。
それがいかに浅はかか思い知らされるにはそう時間はかからなかった。
絵里のブラジャーを突然彼は擦り上げた。
白い弾力のある膨らみが溢れ出た。
「いやっ・・・もう、かんべんして!」
「何をやめるのだ? これからだろう?」
非情にも、男はピンクの可愛らしい乳首を指で摘んだり、舌を滑らせる。
彼は娘の柔らかくて張りのある膨らみをたっぷりと味わった。
絵里にとっては長い時間だった。
パンティ一枚の屈辱的な姿・・・
見知らぬ部屋で、その姿で男に凌辱されるという理不尽に、 疑問を持たざるを得ない。

明・・・助けて!

心の中で願う。
不意に、男の手はパンティに掛かった。
「やだ! 取らないで!」
「観念しろ」
男は低い声で叫ぶと、パンティを一気に引き下ろした。
肌を滑るようにパンティは丸まって、両足から抜かれた。
全裸の絵里の身体が、汚い部屋の中で真っ白に輝いていた。
光と影が織りなす美しい起伏を、男の手が撫ではじめる。
「いやっ! やめて! お願い!」
絵里は訴えるが、男の分厚い手は胸の膨らみや腰の括れの張り、 股間の茂みやお尻の丸みを大胆に撫で、舌で嘗めた。
くすぐったさと屈辱、羞恥が少女の身体を突き抜けた。
全身を隈なく男の手は味わった。

「これから、お前の処女をもらう」
「いや・・・他のことならなんでもするわ。だから・・・やめて・・・」
「彼氏だったら喜んでエッチさせるんだろ? 俺にもさせろ!」
無茶苦茶な言い分である。
絵里は必死に首を振って、男を拒否する。
「やだっ・・・やだっ・・・ヤダぁあァッ!」
「何を言おうと無駄だ。したいんだ。悪いようにはしないぜ。
お前もすぐにヒイヒイ言うようになるぜ」
男は言うなり、ズボンを下ろし、一物を取り出した。
「いやぁっ!」
目の前に飛び出た一物の醜悪な姿に、思わず絵里は顔を背けた。
「おっと、声を上げると明にバレるよ」
男は言うと、股間のモノを構えて、絵里の脚を強引に割った。
抗ったが、脚を軽々と男は自分の肩に担いで膣へと一物を沈め始めた。
もはや、男のモノを受け入れるしかない体勢・・・ 「痛いぃぃっ! やめて!」
絵里の押し殺した悲鳴が聞こえた。

明に聞こえたりしたら大変だ。
絵里は全身を突き抜ける痛みに、硬く閉じた口から漏れる悲鳴を飲み込んだ。
健気な努力だった。
男の一物はすでに絵里の膣に深く刺さっていた。
結合部から出血していた。
処女の身体を抱いている喜びを実感した男は、笑みを浮かべた。
勝ち誇ったような笑み。
絵里は涙で滲む視界に、男のにやけた顔を確認して、怒りと屈辱を覚えた。
だが、それも一瞬のことだった。

ズズッ!

男の一物がグリグリと埋まり始めると、痛みが走る。
「あぎゃあぁぁっ!」
「痛いか? そのうち慣れるから我慢しろ」
そんなことを言いながら、男は根元まで一度は埋め込んだ陰茎を腰を引いて抜き始める。
「あうっ!」
膣をこそぎ取られるような錯覚さえする激しい痛みが彼女の全身へと響く。

ズンッ!

「あぐぅ!」
血を潤滑油にして、最初の挿入よりも勢いをつけて押し込む。
これは並みの痛みじゃなかった。
絵里は畳を掻き毟りながら、逃れようと暴れた。
「ほらほら、大人しくしろ」
嬉しそうに男は絵里を押さえると、快感に顔をほころばせながら、腰を使う。
揺さぶりを受けて、胸が弾み、顔がガクガクと衝撃を受ける。
「もう許して! 動かないで」
「馬鹿! 動かなきゃ気持ちよくならねえだろ?」
男は怒鳴ると、肉棒を激しく突き込んだ。
容赦の無い凌辱に、絵里は涙をこぼして耐える。
ゴミの散乱した薄暗いアパートの一室・・・
隣の部屋、薄い壁の向こうには恋人がいるのに。
見ず知らずの男の陰茎は、いまや絵里の中で暴れていた。
「いたっ・・・いぃ・・・アアっ」
「ううっ・・・イく・・・はぁはぁ」
男はうめくと、絵里の身体の最も奥を貫いた。
「あああっ!」
絵里は何かが体内へと侵入したのを感じた。
「はぁはぁ、お前は俺の女だ」
「違う・・・」
快感に上擦った声で、男に宣言されて絵里は否定する。
が、男はボサボサの髪をかきあげながら、イヤミったらしく笑った。
「中出しされて、カメラで撮影までされたんだぜ。認めるしかねえだろ?」
「・・・・・・」
「カメラ証拠があるんだよ」
男の言葉は追い討ちだった。
絵里は涙を流しながら頷いた。
「あたしはあなたの女です・・・」
「よし、よく出来た」
男は満足そうに笑うと、一物を抜いた。
栓を失ったように、男の熱い精液がドロドロと少女の膣口からあふれ出た。
絵里はただ、両手で顔を覆って泣くしかなかった。

それから一ヵ月後・・・
明との関係はまだ続いている。
絵里はさらに腕をあげた料理の腕で、美味しいお弁当を二つ用意していた。
一つは無論、明の分である。
「あれ? その弁当箱は誰の?」
「う、うん・・・帰りに友達の家に寄るからその分・・・」
誤魔化すように返事をする絵里に、明は首を傾げつつもそれ以上は言及しなかった。
「あ、時間・・・そろそろ帰るね」
絵里はニッコリ笑って、明に告げる。
「送ろうか?」
「ううん。
いいよ。
じゃあね」
明は狐につままれたような顔で頷いた。
「ああ。
じゃあな」

幸せな明の部屋から出ると、絵里はそれまでの無邪気な顔から一転した、 大人っぽい引き締まった表情になった。
「よう、待ってたぜ・・・」
ぼさぼさの髪の男がドアを開けて、絵里を迎え入れる。
「お弁当・・・作ってきました」
男は弁当箱を受け取ると、絵里を部屋に押し込んだ。
「さてと、まずは挨拶だ・・・」
「は、はい。ご主人様・・・」
妖艶な大人の女の顔になった絵里は口を開けて、その男の陰茎を咥えこんだ。
「うっ・・・いいぞ・・・」
熟練したフェラチオに、男は笑いながら勝利を実感する。

「ご主人様・・・ずっとアソコが疼くの。入れてください」