鎖のついた手錠がかけられ、二人はうつぶせに拘束されてしまった。
その様子をネロ司教の姿を借りたネクロマンサーはニヤニヤしながら見つめている。
<シャノン>
「こんな格好で縛り付けるなんてっ…あんたたちどういうつもり!」
尻をゾンビたちに突き出すような淫らな姿勢…シャノンは思わずゾンビたちを睨みつける。
<メイリン>
「くっ…恥ずかしいっ……」
下穿きを身に着けているとはいえ、ゾンビたちの視線は明らかにそのお尻の形を見つめているようだった。
<ネロ>
「さあ、信者の諸君…まずはたっぷりと観賞して目で見て手で触って愉しむのです…」
ネロ司教の言葉に、ゾンビたちはわらわらと群がってきた。
<シャノン>
「キャぁぁ! 触らないでぇえっ! ひっ、べとべとして気持ち悪いぃっ!」
ゾンビの手がシャノンの服の生地を引き裂くと露出した胸の膨らみを握り締めてきた。
別のゾンビはそのお尻の形を撫で回してくる。
文字通り腐った肉をまとっただけの体表は、ヌルヌルとした体液で最悪の感触だった。
<メイリン>
「ひぃぃい! やめてっ……うっ、そんなところっ……ダメぇ……」
メイリンにも数人のゾンビがとりついて、腐りかけの手で尻や胸を撫で回している。
その柔らかな感触を味わいながらゾンビたちは低い唸り声をあげて興奮しているようだった。
<ネロ>
「信者たちも大喜びしていますよ…あなたたちが魅力的な身体をしているということですね…」
ネロの姿を借りた悪魔は、司教の姿そのまま口調まで真似て、ゾンビたちをそそのかす。
<シャノン>
「褒められたくないわよ! ネクロマンサー! あんた本当に卑劣ね!」
<ネロ>
「反抗的ですねぇ…まあ、すぐにその気もなくなるでしょうけれどね…」
ネロが合図するとゾンビたちは手を伸ばして奪い合うように下着を引きずりおろし始めた。
<メイリン>
「見ないで! あぁ! 下着を戻してっ……うう! 見るなぁっ…」
<ゾンビA>
「ぅぅうーっ、マンコ…ミル…」
片言だが、ゾンビたちの目がむき出しにされた股間に向けられているのが伝わってきた。
<シャノン>
「見ないで! 見ないでぇえ! イヤぁぁああ!」
元は人間だった何人ものゾンビ…その腐りかけの顔がいくつもシャノンとメイリンの初々しいピンクの割れ目を覗き込んでくる。
土手のぷっくらとした張り、そこに刻まれた縦筋…粘り気のある指先がその感触を確かめるように触ってきた。
<メイリン>
「ひゃあああ! 触るなぁ! ひっ、ひぃぃっ……気持ち悪いっ! イヤぁあ!」
<シャノン>
「やめてぇぇ! きゃあっ、べとべとイヤぁ! ああっ、指入れないでっ! 病気になっちゃう!」
ゾンビの腐った指先が秘裂だけでなく肛門の穴などまで触り、入り口を指が犯そうとしてくる。
二人は必死で尻を振りたくり、その指の侵入はなんとか防いでいたが、それも時間の問題だった。
<メイリン>
「ぁああああ! 無理っ…これ以上っ、防ぎきれないっ……ああああ! イヤぁぁ!」
ゾンビたちは何人も折り重なりながら、低いうめき声を合唱させて、指で二人の性器を触ろうと必死だった。
二人はただ尻を振り、執拗に迫る手指の狙いを逸らすが、ネクロマンサーにしてみればその動きはまるで男を誘うように見えた。
<ネロ>
「ふふふふ…まるで男を誘っているみたいですね。くくくく、生贄の自覚が出てきたのはいいことですよ。お二人さん」
<シャノン>
「誰が生贄よ! きゃっ、こっ、このゾンビたちをなんとかしなさいよ! この卑怯者ぉ!」
<ネロ>
「まだ態度は反抗的ですね…ふむ……なら、これでどうですか?」
ネロは何かぶつぶつと呪文を小さく唱えると、その手から霧を放ち始めた。
<シャノン>
「きゃっ! なっ、なんなのっ…この霧っ…けほけほっ……」
<メイリン>
「いけない! シャノン! この霧はっ…吸い込んだらダメっ…っく……」
メイリンが警告を発したときにはシャノンは霧を吸い込んでいた。
<シャノン>
「ぁぁっ……ナニコレっ、身体がっ、熱いっ……ぅうっ…ネクロマンサー! あんた何したの!」
<ネロ>
「あーあ、せっかくお仲間が警告してくれたのに…くくく、おっと素の言葉が出てしまいましたね。ふふ…」
司祭の顔をしたネクロマンサーは残忍な笑みを浮かべながら、シャノンを覗き込む。
<ネロ>
「いい気分でしょう? ふふ、害のある毒じゃないですからどうぞご安心を…」
そう言われて安心などできるはずもなかった。
霧は晴れてきたが、シャノンの身体…いやその奥底がジンジンと熱くなってきた。
<シャノン>
「イヤぁぁ…ぁあん、オマンコ熱いのぉ……はぁぁ…なんれっ…ぁぁンっ、アアん……」
<メイリン>
「シャノン! しっかりしてっ! 負けてはダメっ!」
メイリンの叫び声が遠くに聞こえる。
<ネロ>
「魔法使いだけあってあなたには効き目が薄いみたいですね。まあ時間の問題でしょうがね…」
<メイリン>
「っく! あなたの思い通りにはさせない!」
<ネロ>
「さあ、信者の皆さん…欲望のままに行動するのです。欲しい物は力で奪うのです!」
<ゾンビA>
「うぉおおーっ!」
<ゾンビB>
「うぅぅぅ…マンコ……入レタイ……ぅぅ……」
最前列のゾンビが二人の身体に迫ってきた。
<メイリン>
「きゃ! こっ、こないで! 私っ、初めてっ……やだっ、ゾンビが相手なんてっ!」
切羽詰ったメイリンの悲鳴があがる。
<シャノン>
「ァァアんっ、チンポ頂戴っ…アアン、欲しいのぉ! 早く頂戴! アァァんっ、熱くてっ、我慢できないのぉ!」
淫霧を吸い込んだシャノンは、誘うような瞳で後ろから抱きつくゾンビにすがる。
<シャノン>
「アアぁあああんっ! 痛ぁあっ、ぁあン、でもっ、気持ちいいぃっ!」
ゾンビの股間に生えた勃起がシャノンの膣口を貫かれる。
<メイリン>
「やめてっ……やめて…ここだけはっ……ゾンビなんてっ、絶対にイヤっ、イヤぁあっ…」
シャノンと対称的に悲壮な顔でゾンビの侵入を拒み続け、必死に尻を振って逃げようともがくメイリン。
だが、さっきと違い、ゾンビはいきり立った勃起を股間に押し付けながら尻を両手で固定していた。
ぐっと先端がその入り口を探り当てると、そのまま埋没していくばかり。
<メイリン>
「ひぎっ、入っちゃうっ、うぅ! 痛っ、痛いっ! 痛い!」
<シャノン>
「アアん、アンっ、ぁぁあ、気持ちいいっ…こんなセックス気持ちいいなんてっ、ぁああン! アン!」
<メイリン>
「イタぁっ、やめてぇぇっ、本当に入っちゃうぅう! イヤぁあ! イヤ! イヤっ! ぁああ!」
メイリンの未踏の入り口をゾンビの熱く張り詰めた肉塊が押し広げていく。
<メイリン>
「痛ぅぅうううう! うぎっ、痛いぃぃいっ!」
処女を失った痛みにメイリンが絶叫する。
<シャノン>
「アンっ、あぁぁん、こんなの初めてぇえっ、アァん!」
シャノンの膣口も処女を奪われて、割れ目が痛々しくまくれていたが、明らかに快楽に上ずった声をあげていた。
<ネロ>
「勇者のように快楽に堕ちていれば楽な処女喪失を楽しめたものを…因果なものだな」
<セリーヌ>
「ひゃぐ、アン、ぁあん、イヤぁ、アぁ、突き上げないでぇ、ンぁあ、アン、アンっ! アぁあん!」
さらに激しくなる抜き差し。
何度も身体を突き上げられ、だらしなく開いた唇からよだれが零れ落ちる。
<国民A>
「セリーヌ様っ…はぁはぁ……」
その様子を見つめる国民の男たちは何度も生唾を飲み込みながら、良心と性欲の狭間で戸惑っていた。
<国民E>
「はぁはぁ…姫っ、姫様ぁあっ、はぁはぁ…くっ…うう!」
すでに数人はそんな彼女の乱れた姿に周りの視線を気にしながら、股間をしごきはじめている。
国民から愛された王女の、快楽に喘ぎ乱れた姿を見せられれば無理もなかった。
<セリーヌ>
「アアん、そっ、そんなイヤらしい目でっ、見ないでっ、アぁん、そんな風に見ないでくだはぃ、ああンっ、イヤぁ、イヤぁあ~!」
自分が守ろうとしていた国の男たちの数人から向けられる欲情した視線、自慰行為が目に入り、セリーヌは絶望的な気分になる。
だからといって、魔王の触手の動きが止まるわけでもなく、セリーヌの”女”がどんどんと暴かれていく。
<セリーヌ>
「うくぁ…ああ、ン、はぁ、ンンっ、うァ、んはぁ、ん! ん! んァぁ! あァん! アン!」
処女を失ったばかりとは思えないほどに、快楽で敏感になった膣口。
その入り口の恥豆は真っ赤に充血して勃起していた。
<魔王>
「王女よ。そんなにオマンコが気持ちいいのか?」
<セリーヌ>
「アアん、アンっ、アぁん、そんなことっ、アぁん、イヤっ、なんか来ますっ、アアっ、イヤっ、アアんっ!」
魔王の質問に答える余裕もなく叫ぶセリーヌ。
<セリーヌ>
「んハぁ、アン、あァン、こんなことならっ、アアん、痛いほうがっ、アン、マシですっ、アァん、このような辱めっ…ああン!」
そう叫ぶセリーヌの腹部にごりごりと異物感がこみ上げてきた。
<セリーヌ>
「アン、あぁん、なに…ぁ、あ! こみあげてくるっ、ああンっ!」
快楽の中からじわじわとお腹を満たしていく不快感…いや、存在感…
<セリーヌ>
「アン、ああん! 怖いです、エイダぁっ、アアん、兄上ぇ、父上! アアん、なにか来るっ、ひゃぅううう!」
押し上げられる異物感は、あっという間に喉まで達してきた。
次の瞬間!
<セリーヌ>
「んげぇえええええ! うぇ! んぼぉおおお!?」
尻穴に入り込んだ触手が、一気に腸、胃などの臓器を犯しながら口まで一本に貫いた。
セリーヌはカエルが潰れたような悲鳴を上げて、口から触手を吐き出したまま呻く。
魔王の触手の先端が精液を放ち、セリーヌの膣奥を満たしていくが、苦痛の中で彼女はそれを自覚できていない。
<魔王>
「くははははは、どうだ。串刺しの気分は……」
<セリーヌ>
「ぐぇぇええ…げほ、うぅえ、んごごごっ……ぅぇ…うぇぇ! うぇ!?」
何か訴えようと手足をばたばたさせて苦しがるが、セリーヌの口から生えた触手のせいで言葉にならない。
<魔王>
「ふむ。胃の辺りがヒクヒクしていてなかなか気持ちいいぞ。くくくく…」
<セリーヌ>
「んげぇぇ! うぇ!? うご、うごっ、わぷっ…んんん!?」
魔王はそう言いながら、触手を非道にも上下にこすり始めた。
<セリーヌ>
「ぐぇ!? ぐ、ぇええ、ぐぇ! ぐぇえ! ぅうぷっ、んげぇえぇぇぇ! ん、んっ、んげぇえ!?」
裏返った瞳がぐるぐると苦痛を訴えて動き、喉が何度も酸素を取り込もうと動く。
セリーヌの身体はビチビチと痙攣反応しながら、苦しそうに揺れる。
<ゾンビB>
「ぅう…うう!」
やがて、そのゾンビも絶頂に達してきたのかエレンの腰を抱き寄せて、激しく揺さぶりだした。
<エレン>
「ええ!? ひぎ、ひっ、そんな、激しいですっ、ひぎ、ひぎぃ、ひぐ…痛っ、ひぎぃィイ!」
崩れかけた陰茎といえど、ギンギンに固くなった死肉はエレンの未経験の狭い膣穴を攻めるのには十分すぎるほどの凶器だった。
<ロゼッタ>
「んぶ! んぶ! んぶ! ぶちゅ、痛いのっ、もうやめて、んぶ! んぶぅう! んんん!」
エレンのすぐ隣で口と膣口を同時に揺すられるロゼッタの悲鳴が響く。
<ロゼッタ>
「じゅぷ、じゅぷ、んごぉお!? 許してくらはい、んぶっ、ンンん!?」
<エレン>
「あぁあ! ひぎっ、ひぎぃい! ひぎぃぃいィイ!」
二人の膣にそれぞれゾンビが射精しているのが伝わってきた。
どくどくと流れ込む精液の感覚に、二人は青ざめる。
<ネクロマンサー>
「どうだ? ゾンビが初めての相手というのはそうそう経験できないことだぞ?」
<エレン>
「うっ、あなたは悪魔ですっ…はぁはぁ、女性にとってっ、初めての相手は大切なんですっ…」
エレンは涙を溜めた瞳でネクロマンサーを見上げる。
<ネクロマンサー>
「ほう。処女というのはそんなに大切なものなのか…くくく…」
ネクロマンサーはなにやら考え込むように立ち尽くすと、魔法の杖を構える。
<エレン>
「あ…の…何を……するつもりですか?」
不意にえぐられたばかりの股間に杖が突き出されると、温かい光が膣口に満たされていく。
<エレン>
「こっ、これは……癒しの光っ…まさか、罪滅ぼしのつもりですか!?」
<ネクロマンサー>
「罪滅ぼし? そんなことはしないぞ…これはな…復元してるのだ。処女膜をな…」
<エレン>
「あぁン、そっ、それは…なぜっ……ぁぁン、ぁあ…」
激痛が残っていた膣口が柔らかな光の中で最初の姿を取り戻していく。
癒しの力でむずがゆい感覚が広がる股間…
<エレン>
「はぁはぁはぁ…あぁぁ…ン、痛くなくなりました…はぁはぁ…」
光が引くと、エレンはネクロマンサーの顔を伺う。
<ネクロマンサー>
「それは良かったな。では、次のゾンビに処女を捧げるのだ」
<ゾンビC>
「ぅぅう…イレル…」
<エレン>
「え!? 次って…きゃっ、何…を……ひっ、そこ……だめですっ…」
入れ替わった別のゾンビがエレンの股間に勃起を押し付けていた。
さっきより腐敗の進んでいないゾンビのためか、勃起したモノは格段に大きく固い弾力をしていて、その凶器がエレンの入り口を探り当てていた。
<エレン>
「ひギゃァアぁぁぁあ!」
処女を再び奪われる…破瓜の血がゾンビの陰茎に飛び散り、滴り落ちていく。
さっきと同じ痛み、同じ絶望…いや、相手が変わったことと、その相手はさっきのゾンビよりも興奮しているのが違いだった。
<エレン>
「ギャぁあ! 痛い! イタぁああ! ひぎ、そんなぁっ! さっきよりっ、ひどいですっ!」
<ネクロマンサー>
「ふふふ。いろいろな相手がいるぞ。今、お前を犯しているのは死刑囚だった男だ。凶暴だぞ…」
ネクロマンサーが指摘するとおり、死刑囚のイレズミか残った皮膚をまとった二番目の相手は、処女を奪った喜びから低く唸った。
<ゾンビC>
「うぉぉぉおお!」
そして、力強く何度も彼女を突き上げ始める。
<エレン>
「ひぎぃい! ひぎ! ひぎぃ! そんなぁ! おぉお、神よ、慈悲をっ! お慈悲をぉ! ひぎぃ!」
乳房を揉まれ、何度も激しく揺すられ、処女を失ったばかりの秘肉が拡張される。
<ロゼッタ>
「あぁぁぁ! 痛い、痛いぃい! ぎゃっ! んっ、じゅぼっ、じゅぶ、ぅうぎゃ! んぶぅう!?」
ロゼッタを襲う別のゾンビにも、二度目の破瓜の証が…
<ネクロマンサー>
「処女は何度でも復元してやるぞ…くくく、俺は優しいだろう?」
クチクチと淫らな水音に混じりだすレミーラの喘ぎ声。
魔王の触手の感覚が何度もレミーラを突き上げるたびに、さっきまでの痛みが嘘のように甘い感覚が押し上げてきた。
<レミーラ>
「ハァん! アン! あァン! 魔王様のっ、アぁん! 気持ちいいっ、気持ちいいですわぁっ! アン! アァん! アン!」
<魔王>
「淫らな女だな…」
人間への怒りに満ちていた魔王の声はいつの間にか余興を愉しむように笑みも混じっていた。
<魔王>
(同じ人間を憎む女か。面白い…こういう女を側に置いておけばいろいろと便利だろう)
闇の世界の覇王らしく、魔王の心の中にレミーラを利用する価値を計算すると、さらなる快楽で彼女を縛るために、触手を小刻みに揺すり始める。
<レミーラ>
「ンぁあ!? ハぁあン、アぁん! これっ、アぁあン、アぁア~ぁあ゛、すごいっ、ですわっ! アぁあん!」
小刻みに震える触手の甘い感覚がレミーラの脳天まで走り抜けて、思わず腰をくねらせる。
<レミーラ>
「ハァん! アンアンっ、あぁアン! おかしくなっひゃいますわっ! アぁあん! あン! あひ、アァあん! アアん!」
ヨダレすらだらしなく垂らしながら、魔女は淫らな喘ぎ声を漏らす。
弱い女の姿を無防備に晒す魔女の姿を見つめながら、魔王はさらに触手をもう一本彼女に伸ばしていく。
<魔王>
「ワシの部下になる覚悟を確かめさせてもらうぞ」
<レミーラ>
「んぶっ!? むぐぅう! んご! げほ、んぐぅぅうう!?」
レミーラの喘ぎ声に蓋をかぶせるように触手が口腔へ押し込まれる。
彼女の意思など無関係に、ズブズブと固い表皮をまとった触手が入っていく。
<レミーラ>
「げほっ、むごぉ!? んぶっ、くるひ!? んぐぅううぅ!? むげ、むごぉ!? ちゅぷ!」
苦しそうに手足をばたばたさせながら、膣口に押し寄せる快楽と喉を犯される苦痛に目を白黒させるばかり。
レミーラの身体を触手で抱きながら、魔王は快楽に任せて触手を動かす。
<レミーラ>
「んぐ、むぐ! うう! んぐ、むげ、うっぷ! んぐ! ん! んん!」
されるがままに身体の中を触手に侵食されながら、魔女レミーラは呻いていた。
魔王の触手が何度も喉奥を突き、酸素を求めるレミーラの鼻からは荒い鼻息が漏れていた。
<魔王>
「ワシを蘇らせた目的は人間への復讐だったな…」
<レミーラ>
「むぐ、んん…ンっ、そっ、そうですわ…んごぉおっ!」
<魔王>
「くくく。ならば、ワシの命令は絶対だと思え。ワシを都合よく利用できる相手だと思っているのならば…このまま窒息させてやってもいいのだぞ?」
<レミーラ>
「んんん! むぐ、うう! うぐ、んご、んげぇえ…むぐ、ううう! ん! んぐ!」
<アリス>
「ひぃ……あっ…ぁあ……こ、殺さないでっ……いやぁ……怖いっ……」
一匹のゴブリンの言葉にアリスはいやでも旅芸人の仲間が無残に撲殺された姿を思い出して、声を震わせた。
目の前に転がっている父親の顔は無念と驚きのまま固まっていて、それがアリスの恐怖をより極限にしていた。
<ゴブリンA>
「殺す前に…少しぐらい遊ばせろ……」
別の考えを持つゴブリンが、棍棒を担いだままアリスの正面に立った。
<アリス>
「死にたくないっ、死にたくないっ……ぐすっ、死にたくないよぉっ…ぅぅぅう…助けてっ、お父さんっ、ぅぅ!」
<ゴブリンA>
「うへへ、いいねぇ、そのツラ…ぞくぞくするぜ」
<アリス>
「ひ…ぃ……こっ、殺さないでっ! なんでもするわ! あ、あたし、お歌とか大好きなのっ…ねぇ、だからっ…」
<ゴブリンB>
「お歌? ひゃはははは、人間の”文化”とかいうヤツだろ? 耳障りなだけだぜ!」
魔物に芸術など理解できるはずもなく、アリスの怯えた声こそが彼らにとっての音楽だった。
<ゴブリンA>
「いいぜぇ、じゃあ、お歌をたっぷり歌わせてやるよっ…くくくく…」
<アリス>
「きゃああああああ!」
ゴツンと固い棍棒の先端が、アリスの無防備に晒された膣口に押し当てられる。
それは明らかにアリスの太ももくらいの太さはあろう…
<アリス>
「っ!? そっ、それ……どっ、どうするの?」
ゴブリンの目的が分からないアリスにとって、恐怖以外の何者でもない。
クリクリとした彼女の大きな瞳は恐怖に目一杯見開かれていて、ゴブリンのニヤついた顔と、自分の股間を交互に見つめていた。
<ゴブリンA>
「殺さないでやるよ………うけけ、た・だ・し…」
<ゴブリンA>
「ぶっ壊すかも知れないけどなぁああ!」
<アリス>
「ヒギゃぁあァァアァぁああああああああああああああ!!!!」
それはアリアス街道に響き渡る大絶叫だった…アリスの小さな身体が激痛でビクンビクンと跳ね上がる。
棍棒が彼女の未踏の入り口を貫いたのである。
処女を失った血なのか、それともどこか裂けた血なのか、涙のように結合部からこぼれ出る紅にゴブリンから歓声があがる。